Q&A
March.01 2014 TOKYO/JAPAN
BACKNUMBER Q&A March 2014
Sat Mar 01 2014 00:00:00
TOKYO/JAPAN
Q1
作品で賞を取ることが必要ですか?
A
全く必要だと思っていません
Q2
近年のハリウッド映画制作に伴う資金調達について。「アイアンマン3」「ルーパー」は中国のGMDエンターテインメント。「クラウドアトラス」は香港のアナルコス・プロダクションズと ドイツのX フィルム・クリエイティブ・プール。「リンカーン」はインドのリアイアンス。というように、海外プロダクション単一出資、もしくはアメリカ国内の制作プロダクションとの共同出資で制作がなされています。 巨額の投資によりワールドワイドでのロードショーで勝負をかけなければペイ出来ないからこその措置である事も理由の一つかと思います。ハリウッドのビジネスモデルの転換期を迎えている事が明らかである現状を、監督としてはどのように感じておりますでしょうか?業界を見つめて思うことをお聞かせください。
A
世界は年々一つのマーケットとして密接になっています。よって、資金源も同じく、世界中が供給源になります。実際、僕の次回作も世界中から集まった国際制作委員会のようなものが可能にしています。これは自然な流れで、逆に「邦画」という概念に縛られて、世界にマーケットを見いだせない日本映画には、極めて困難な未来が待っているでしょう。
Q3
デイビッド・フィンチャー監督作「ファイトクラブ」。紀里谷さんがフィンチャー作品で最も好きであるとお聞きしました。 私は15 歳だった99 年公開当時に観賞した際、衝撃的なサスペンス映画としか認識できなかったのですが、10 年後、社会人になり人生経験を積む中において再観賞すると、この作品のテ ーマ が「殴られる痛みで生きている実感を味わえ」「自分を支配している所有物からの解放」である事に気付きました。観賞前後で自分の価値観・人生観を変えてくれたこの作品により、私 は 物を所有しない生活を5年間続けております。紀里谷さんが物を所有しなくなった「きっかけ」をお聞かせください。
A
ファイトクラブの中で、「自分が所有する物に所有される」という台詞が出てきますが、正にそうだと思います。僕も一時は物欲に支配された生活をしていたのですが、そこには不安と混乱しか存在しなかった。