History:K  Vol.10
August.22 2015 TOKYO/JAPAN
Sat Aug 22 2015 19:40:06
TOKYO/JAPAN
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History:K  Vol.10

History:K  Vol.10

Wikipediaには載っていない、紀里谷和明の本当のhistory。ここでは本人自らそのルーツを 語ってもらい、今という時間にどう繋がってきたのか? これは紀里谷の生い立ちを通し 、過去・現在、そして未来を灯す、ひとつのストーリーである。

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宇多田ヒカルのPV制作を通して、徐々に自身の世界観を確立させ始めた紀里谷。そのなか で浮かんできたのは、漠然と思い描き続けていた映画監督への思いだった。その当時、ハ リウッドではマトリックスやスパイダーマンが大ヒット。「日本では予算がないから絶対 無理」という言葉に悔しさがこみ上げた。「だったら俺が日本映画を変える」。そんな強 い気持ちで、実写版「CASSHERN」の映画制作に挑んだのだった。

「CASSHERN」の制作でまず取りかかったのは脚本作りですね。脚本家の菅正太郎さんを 紹介してもらって書き始めたわけですが、なんせ脚本を書くなんて生まれて初めてのこと です。映画学校に行ったわけでもないし、脚本を読んだこともない。右も左もわからない まま、2人で意見を出し合いながら書いて。ある程度できあがったところで、佐藤大さん が加わって。2人とも、アニメ「攻殻機動隊」のチームなんですよね。それでなんとか脚 本が完成して、スタッフに読ませてみたんです。そうしたら、もう『traveling』のときと は比にならないぐらいの反対が始めるわけです(笑)。「こんなのあり得ない。絶対に無 理です!」って。そうこうしてる間に、松竹がやるという話も決まって、予算も5億円。 それでもスタッフは「無理です!」という反応でした。