History:K vol.6
July.17 2015 TOKYO/JAPAN
Fri Jul 17 2015 19:00:21
TOKYO/JAPAN
July.17  2015  TOKYO/JAPAN

History:K vol.6

 Wikipediaには載っていない、紀里谷和明の本当のhistory。ここでは本人自らそのルーツを語ってもらい、今という時間にどう繋がってきたのか? これは紀里谷の生い立ちを通し、過去・現在、そして未来を灯す、ひとつのストーリーである。

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パリからニューヨークに戻った紀里谷は、ミュージシャンを目指すもののすぐに頓挫してしまう。その後は住む家もなく、酒浸りの放浪生活。そんな生活から脱するためバイトに明け暮れていた頃、パソコンとの出会い。そしてDTPがニューヨークで広がっていたことを受け、パソコン購入を大決断。デザイナーやカメラマンとして活躍の場は広がり始めていたが、未だミュージシャンへの未練も捨てきれないでいたのだった――。

食いつなぐため、カメラマンとして来る仕事をこなす日々。そんなある日、ニューヨークで雑誌社の日本人を紹介されたんです。それで「どんな写真を撮ってるの?」と聞かれ、今まで撮った雑誌を色々見せていたら「すごいじゃん!」と言ってもらえて。それでいきなり「日本の雑誌で撮りませんか?」と言われて、日本での初仕事をもらったんです。今ではそんな特集はあり得ないですけど、当時は長く定着したファッションスタイルがあって、その仕事がぶき抜き15ページのファッション特集。内容を確認したら「なんでもやっていいよ」という話だったので、日本の景気もよかったし「分かりました!」と。そして、日本へ行くことになったのです。それはもう嬉しかった。今でいうと、映画を撮らせてもらえるぐらいビックな話ですからね。