創造力と自由
May.30 2015 TOKYO/JAPAN
Sat May 30 2015 19:00:54
TOKYO/JAPAN
May.30  2015  TOKYO/JAPAN

創造力と自由

モノづくりで「見返り」を求めることで失われていくもの


■子どもの頃のように、絵が描けなくなるのはなぜか?

「子どもの頃と比べて創造力が落ちてしまったような気がします。どうすれば?」という相談をいただきました。

これは俺もよく考えていることなので、ひとつ考えてみましょうか。
なぜ創造力が落ちてしまうのか。そもそも、創造力ってなんなのか?

やっぱり、大人になるにつれて「自由」というものが削がれていくんだと思うんですよ。子どもの頃は、誰に何を言われてもOKで、怖いものなんてなかったはずでしょう。でも、大人になるにつれて「あれをやったらダメだ」「これだと面白くない」と言われることによって、自分でも「こんなものを作ってもみんな見てくれないんじゃないか(評価されないんじゃないか)」というふうに、どんどん心配し始めてしまう。

わかりやすく言えば、勇気がなくなってくる。作品を作るときに、より勇気を出さないといけなくなってくる。それは、俺も実感としてよくわかるんです。

例えば、映画を作るにしても、PVなんて50万円くらいの予算で撮っていたのが、そのうち5千万円になり、5億円になり、さらに何十億円っていう世界に突入していくんですよ。そうなると、やっぱりいろんなプレッシャーが生まれてきます。そうすると、本来必要な勇気がどんどんしぼんでいってしまう。それはやっぱり、非常に難しい問題なわけですよね。

でも、そこを超越して、勇気を持って取り組むということが必要だと思うんです。