「死」への恐怖
April.24 2015 TOKYO/JAPAN
Fri Apr 24 2015 18:59:28
TOKYO/JAPAN
April.24  2015  TOKYO/JAPAN

「死」への恐怖

「死」への恐怖を減らすということ


ーー今、どの年代にも未来への「不安」があると思うんですけど、中でも「これはまずいな」というのはやはり少子高齢化に伴う、福祉、介護の問題なんじゃないかと。

そもそもなんですけど、日本人って「死」という概念を否定的に考え過ぎだと思うんですよ。「悪」とみなしすぎていると言うか。おそらく、これって西欧的な、キリスト教的な価値観から来てるんじゃないかと思うんですけど……。「死」をもっと単純なもの、当たり前のこととして、捉えるべきだと思いますけどね。

こんなこと言うと「不謹慎だ」と言われるのはわかっているんですけど「寝たきりのままでもいいから生きたい」という人の気持ちが、俺はわからないんですよ。俺は、量より質をとりたい。

ーー本人が「生きたい」というケースもあるでしょうし、まわりも「生きてほしい」と思うからじゃないんでしょうか。

多くの人が身内が死にそうになったときに「生きててほしい」と思うのは、それはその通りなんでしょうけど、逆に「死んでほしい」なんて、世間的には口がさけても言えないわけじゃないですか。それ(「生きなくてもいい」と言う選択肢がないこと)がおかしいと思うんです。

俺は、身内がすごく病気が進行してベッドの上で苦しんでいたら、それは「早くラクになってほしい」と思う気がするんですよ。「何がなんでも生き続けなきゃいけないんだ!」という考え方には、やっぱり問題点があるような気がしていて。