20代の頃
April.19 2015 TOKYO/JAPAN
Sun Apr 19 2015 19:00:54
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20代の頃

20代、何をやってもダメだった頃の話


ーー紀里谷さんは大学に入られたとき、建築系の学科だったんですよね。「建築家になりたかった」というわけではないんですか?

もちろん、そういう考えも、一度は頭をよぎりました。当時は丹下健三さんや磯崎新さんが全盛期のときでした。いまだに建築そのものは好きです。

ーーなぜやめたんでしょう。

俺が入った学科は、「環境デザイン科」といって、建築からプロダクトデザインまで、環境に関わるありとあらゆるものをデザインする、というような学科だったんです。まあ、今思うと「その学科を選ばなきゃよかったな」とも思います。いろんなことができるんですけど、逆に言えば、どっちつかずな学科だったんですよね。

もともとファインアートをやりたかったので、そっちに行けばよかったのかもしれないですね。

1年生のうちは基礎の一般教養みたいなことをやるんですけど、2年生になったときに、「これはダメだ、やってられない」と思って大学に通うのをやめちゃったんです。ある日を境に。確か、そのとき俺は電車に乗って大学に向かっていたんですね。で、途中で「やーめた」と思って、そのまま学校に二度と行かなかったんです(苦笑)。自分の持ち物とかも大学に置きっぱなしで、学校からいなくなってしまった。